2019.01.18 16:01
Text, photo/video by Masu Masuyama 文・写真・動画:マスヤマコム
タイのバンコクに行ってきた。バンコクといえば、寺院めぐりや水上マーケット、本場のタイ料理というところがツァーの定番だが、今回は「それ以外」をディープに体験してきた。キーワードは「陸続き」。たとえばタイと中国、国境は接していないが非常に近く、香港からバンコクは飛行機でほんの3時間である。(上の動画(映画館?)については、下の方で紹介します)
オーストラリア人カメラマンのNさんに案内してもらったチャイナタウン。夜の表通りが、きらびやかなネオンと雑踏でパワフルに躍動するのに対し、昼の裏通りは、地元民が静かに生活する場所だった。
1月は乾季で雨は少ないのだが、気温は32度くらい。バンコク在住の人によると「これで涼しい方」だそうだ。
バンコクはチャオプラヤー川を中心とした「川の街」。金色を多用した橋のデザインが、チャイナタウンの近く、というのをイメージさせる。
バイクから降りてきたばかりの地元のおじさん。プラスチックのサンダルを自分好みに改造。
バンコクでは(というか中国以外のアジアでは)宗教が身近にある。
渋滞とは無縁な裏通り。
置いてあるペットボトルは「お供え物」でストローが付きもの。飲みかけを置くはNGだそう。
裏通りにも、小さい屋台が。
パナソニックではなくナショナル!
ハロウィンとは(多分)関係がない、トゥクトゥク(三輪タクシー)の装飾。
観光客はゼロだが、見ごたえがある寺院。
絵ではなく3D。
日本の寺院とは色彩感覚がまったく異なる
海外でよく思うのだが、日本のノラ猫は栄養がいい。
ひこうき雲
これには驚愕、迷路のような道の奥にある小さい寺院なのだが、なぜか立派なヴィンテージ35mmのプロジェクターがあり、映画を上映している。しかし「観客」はほとんどゼロ。映画の内容は中国のダンスや歴史劇映画など、様々なようだ。案内してくれたNさんは、このプロジェクターやフィルムを保存する活動をしたい、とフィルム上映のオペレーションをしているリーダーらしき人物にタイ語で話しかけていた。Nさん、この場所には何度か来ているが、彼に会ったのは初めてだそうで、上映もいつもしているわけではなく、今日はラッキーだと私に言う。
ここに行った後、バンコク在住のタイ人カメラマンや日本人の映画ライターなどに、この寺のことを話し、動画を見せてみたが、誰も知らなかった(そして全員が場所を知りたがった)。
その「映画館寺院」の隣、というか表側にあるのが肉マン屋さん。手づくりでとても美味しそうだが、Nさんによると、なんとオンラインでオーダーを受け、デリバリーもするという。
チャイナタウンの新しい顔は、デザインやアート。ここは通りがかりで入った、まだ完成していないジュースバーだが、タイ東北地方の伝統的建築物を、室内に再現してある。多分、これがバンコクの先端。
かなり長くなってしまったので、続きはまた書きます。